「本日は晴天なり」
chisato
本日は晴天なり
蹄の音は
晴れ渡る空へ
舞い上がる
小さな目に映る
止まない雨の泣き空は
彼方遠くまで
きれいに晴れ渡っていくよ
へへっ
私出来ないよ
失敗しちゃった
わからないや
ごめんね
歯茎を見せて
ニカッと笑う君
優しくぎゅっと抱きしめる
いつも心に浮かび上がる
今にも千切れそうな
小さなあなたの泣き空
鞭を振る私の手
足りない
もっとやれ
これが出来たら
これが出来なかったら
白黒優劣付け
血飛沫を上げて
手綱が激しく揺れる
苦しくて
蹴り上げる足で
ひたすら前へ走る
幼い頃にいつの間にか
付けられていた
その手綱
握っているのは
本当に私なのか
白か黒か
フェイクの手綱
手の甲の上から
握らされていないか
一瞬にして
引きちぎられた手綱
腹の底から漲る
渾身の力を太陽がくれたの
私は走り出す
蹄の音を
爽快に大地に刻みつけて
本日は晴天なり
蹄の音は
晴れ渡る空へ
舞い上がる
小さな目に映る
止まない雨の泣き空は
彼方遠くまで
きれいに晴れ渡っていくよ
また雨が降ったら
私の傘を差してあげる
一緒に晴れ空にかかった
虹を見つけようね


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